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第一章 「農」ってなーに?
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第二章 第三章 第四章
エネルギーのつながり 食物連鎖  さて、食物としてのエネルギーを生み出しているのは植物だけであることが分かりました。ウサギや馬などの草食動物は、その植物を食べることによりエネルギーを蓄えて育ちます。そのウサギや馬を食べてエネルギーを得るのがライオンなどの肉食動物です。

 このように、植物が生産したエネルギーは、動物同士の食べる、食べられるという関係の中で伝達されていくわけです。例えば、海の中では、まず藻などの植物性プランクトンが太陽の光によって光合成を行ない、その体内にたんぱく質や糖分を蓄えます。それをミジンコなどの動物性プランクトンが食べます。その動物性プランクトンをサバの幼魚やイワシなどの小魚が食べて育ちます。イワシやアジなどの魚は、かつおやマグロのエサになります。そして、かつおやマグロが死ぬと腐敗し、微生物やカニなどのエサになります。

 「ひとりの人間が1年間生きるためには、300匹のマスが必要。そのマスには9万匹のカエルが必要で、そのカエルには2700万匹のバッタが必要で、そのバッタは1000tの草を食べなくては生きていかれない(G・タイラー・ミラー。科学者)」。

  ということは、人間は1000tもの植物を食べなくても、マス300匹食べれば、同じくらいのエネルギーが得られることになりますね。こうした関係を図示すると三角形のようになり、「生態系ピラミッド(左イメージ図参照)」などとも呼ばれています。

  このように自然界のあらゆる生き物は、こうした「食う・食われる」という関係でつながっており、これは「食物連鎖」と呼ばれています。「連鎖」とは、「鎖(くさり)のように連なっている」という意味ですね。植物の生み出したエネルギーは、鎖のようにつながって、地球上のあらゆる動物の中を絶え間なく流れ続けているのです。
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