第18回「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展2017 審査総評・審査員

ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展 / 審査総評・審査員



審査総評

今年もまた「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展を無事迎えることができました。
このコンクールは全国水土里ネット・都道府県水土里ネットが主催し、未就学児童の3歳児から小学校6年生までが対象となっています。今年で18回目となります。すっかり定着してきたようで、去年はおととしより、そして今年は去年より新しい学校からの応募もあり、応募点数がますます増え大変嬉しく思っております。
今年は去年よりも200点近くも多い8,069 点でした。その中から予備審査で1106点までに絞り込み、本審査では学年ごとに分けて審査、229点を入選としました。
その中から農林水産大臣賞など7つの賞が決まり、さらに去年より2社増えた25の協賛団体・企業社賞が各担当者立会いのもとに決定しました。どの絵も本当に素晴らしく、カラフルで画面いっぱいに描き込まれて、審査会場は子ども達のあふれるエネルギーでいっぱいでした。

今年もテーマは「新発見!ぼくのわたしのふるさと」です。円筒分水工のような普段なかなか目にすることのない施設をはじめ、トラクターという農業には欠かせないちょっと複雑でハードなイメージのマシンたち、幻想的なホタルや可愛いおたまじゃくしなど水とともに生きる小さな生き物たち、みんなで農作業をした楽しい思い出、収穫物をいただく喜びなどなど内容は千差万別、そして大人顔負けの豊かな表現力には審査員みんながひたすら唸るばかりでした。
その中でもやはり魅力的に映るのは、美しく描かれた絵もさることながら、子供の目線で捉えられた大人ではなかなか表現できない素朴で素直な絵でした。今年私たち審査員は子ども達の感動をしっかり受け止めようと、先入観なしで絵を見るよう心がけました。
水や土はわたしたちが生きて行く上でもっともベースとなる大切な要素であり、それを子供たちに子供なりの素直な気持ちで受け止めて欲しい、そしてその思いを大人になっても持ち続け、やがて自分たちの未来の子供にまで繋げていって欲しいと心より願っています。

最後になりましたが入賞、入選された皆様には心よりお祝い申し上げます。これからもますます身近な自然に興味を持って表現することの楽しみを育んでください。また惜しくも入選を逃した皆様へも審査は本当に優劣つけがたく大変だったこと、来年もぜひ応募いただきたいと心より願っています。

「ふるさとの田んぼと水」子ども絵画展 2017 審査委員会

審査員

真室 佳武 (まむろ よしたけ)

東京都美術館館長。専門は近現代美術。東京芸術大学非常勤講師などを経て、昭和51年群馬県立近代美術館学芸員、61年から東京都美術館に勤務、平成7年初の専門職館長となる。

岸 ユキ  (きし ゆき)

女優。TVドラマ等で活躍。農業問題、環境問題について、環境省や国土交通省等の政策審議委員をはじめ公的職務を歴任。画家としては二科会会友・日本美術家連盟会員。

浅野 康則  (あさの やすのり)

画家。武蔵野美術大学卒業。浅野美術教室主宰。東京・横浜・パリで個展やグループ展。中国・フランス等の作家と交流展をオーガナイズ。太平洋美術会運営委員・横浜美術協会会員・日本美術家連盟会員。

布井 剛  (ぬのい つよし)

画家。武蔵野美術大学卒、同大学院修了。1976年~87年グループ展11回展に出品、1976年~88年主体展に出品、1989年~白日会に出品、1995年~JAN展に出品。白日会会員・日本美術家連盟会員。


長山 政道  (ながやま まさみち)

全国土地改良事業団体連合会企画研究部長。農林水産省入省後、技術職として全国各地の農業農村整備事業等を現地指導。

[アドバイザー]
伊能 洋
  (いのう ひろし)

洋画家。日本美術家連盟会員。JAN 会員。伊能忠敬より七代目の子孫にあたり、伊能忠敬研究会理事。美術研究所・伊能アトリエ主宰。2001年~2008年まで審査員を務める。

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