デンマークの首都コペンハーゲンにあるコペンハーゲン国立美術館。
コレクションは、デンマークの王により収集され、後にデンマークの州によって何世紀にもわたって収集されたものです。
コレクション約25万点のうち、画像付きの作品およそ5万点が無料公開されており、そのうちダウンロードして無料で利用できる作品が、およそ3.5万点。
作品は、画像、3Dモデル、説明テキスト、オーディオ、ビデオの形式で見つけることができます。
コペンハーゲン美術館作品の見どころや、無料ダウンロード方法を解説します。
Contents
1.パブリックドメイン作品がおよそ3.5万点!無料ダウンロード方法と著作権確認方法
1-1.公式サイトを日本語に変換する
まずは、公式サイトSMKOPENページへ。
デンマーク語で書かれた公式サイトを日本語に変換します。
画面を右クリックして、日本語に翻訳するボタンをクリック。
2-2.4つ検索カテゴリと画像付きの無料ダウンロード作品に絞る方法
次の4つのカテゴリから選択できます。
- テーマ
- アーティスト
- 種類
- 色
テーマは、コペンハーゲン美術館の10ハイライト、デンマークの黄金時代、デンマークのシュールレアリストなど、美術館の特徴をトピックにしたもの。
種類は作品の形態、機能などの分類、アーティストは作者で検索で、色は色使いから検索することができます。
虫眼鏡マークの検索ボックスをクリックすることで、無料ダウンロード出来る作品、画像付き作品、3Dで動かせる作品に絞り込むことができます。
2-3.無料ダウンロード作品に絞り込む
虫眼鏡ボタンをクリックすると、10万点超の作品がヒットします。
この中には画像がないものや、ダウンロードに制限がかかってる作品も含まれているので、無料で利用と画像付きにチェック。
およそ3.5万点に絞り込めました。
2-4.フィルターから、お好きな条件で検索
次に左上のフィルターボタンから、お好きなアーティスト名や、アーティストの国別、年代などお好きな条件で絞り込むことができます。
本記事では、10のハイライト作品の中にも登場するルーカス・クラナッハのメランコリアをダウンロードします。
アーティスト欄から探してもよいのですが、件数が多いので、アーティスト欄に、Cranach と入力します。
2-5.ダウンロードしたい作品を選択
ダウンロードしたい作品を選択してください。
本記事ではメランコリアを選択します。
次ページに移ると、拡大ボタンや、ダウンロードボタン、リンクボタン、お気に入りボタンがあります。
左下で著作権を確認できるので、無料でご利用いただけますと書かれていることを確認し、ダウンロードボタンをクリック。
2-6.サイズを選択しダウンロード
ダウンロードしたいサイズを選択してください。
フルサイズ7507PX×3934PXと、小サイズ1600PX×838PXから、お好きなサイズをダウンロードできます。
ファイル形式はいずれも、JPGです。
ルーカス・クラナッハの作品メランコリアがこちら
右クリックで、お好きな場所に保存してください。
2.公式サイトで無料ダウンロードできる見どころ作品
1-1.ルーカス・クラナッハ(Lucas Cranach)の作品、『マルティン・ルターの肖像』『キリストの磔刑』
アルブレヒト・デューラ―と並ぶ、北方ルネサンス期の巨匠ルーカス・クラナッハ。
神聖ローマ帝国のザクセン選帝候の宮廷画家として名を馳せ、数々の宗教絵画を残しています。
マルティン・ルタ―とも親交があり、宗教改革運動にも協力し、彼の肖像画を何度も書いてます。
彼の墓碑には速筆の画家と刻まれるほど、仕事が早かったそう。
工房を抱えながら、印刷業で実業家としても成功し、巨額の富を得て、ヴィッテンベルグ市長にもなったとのこと。
そんなバイタリティーあふれるクラナッハの作品『マルティン・ルターの肖像』『キリストの磔刑』
2-2.アンドレア・マンテーニャ(Andrea Mantegna)の作品「贖い主としてのキリスト」
マンテーニャはイタリア・ルネサンス期のパドヴァ派の代表的な画家として知られています。
当時、パドヴァは非常に重要な文化的な場所として知られ、マンテーニャが表現する、遠近法や前縮法によるに独特の画風は、当時画期的なものでした。
宗教画が多く、有名な作品として『死せるキリスト 』ブレラ美術館、『聖セバスティアヌス』ルーヴル美術館、『ゲッセマネの祈り』ナショナル・ギャラリー などがあります。
2-3. ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel)の作品『ゴルゴタの丘への行進』
2-4.ハンマースホイ(Vilhelm Hammershøi)の作品『クレスチャンスボー宮殿の眺め』
ヴィルヘルム・ハンマースホイは20世紀初頭のデンマークの画家。
色使いが、モノトーンを基調とする作品が多く、その静寂さが伝わってくるよう。
作品のなかに、人が描かれていないものも多く、ミステリアスな雰囲気で、独特な世界観を醸し出します。
3.終わりに
コレクションは、ルーベンス やレンブラント、ムンク、ピカソなどを所蔵しており、特にアンリ・マティスの作品は充実しています。
パブリックドメインでないのものが多いので、制限なく利用可能ではないですが、個人利用でダウンロードできる作品もあります。
ご自身のお気に入りの作品を探してみてください。
また、Googleマップでコペンハーゲン国立美術館を検索するとストリートビューで建物内をバーチャル鑑賞できます。
建物内を自由に動き回って、その他の作品を鑑賞してみるのも、おすすめです。
左上の拡大地図を表示をクリックした後、右下のストリートビューボタンから建物の好きなところへカーソルを移動。
建物の内の好きな個所をまわってみてることで、美術館や周辺の雰囲気を感じることができます。
また、スマホやタブレットでGoogle Arts & Cultureのアプリをダウンロードすると、高画質ARを楽しめます。
https://artsandculture.google.com/partner/statens-museum-for-kunst
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。